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お口の状態や年齢に合わせたオーダーメイドの予防メニューを
歯科医療の現場では近年、「治療」よりも「予防」に重きが置かれるようになってきました。むし歯治療で削った歯質は二度と元には戻りませんし、一度治療をしただけでも何もしていない歯より寿命が短くなってしまいます。むし歯や歯周病は非常に再発しやすい病気ですが、そのメカニズムを知っておけば効果的な予防に努めることができるでしょう。
大阪府吹田市のJR吹田駅から徒歩5分の歯医者「すとう歯科」では、患者さま一人ひとりのお口の状態や年齢に合わせたオーダーメイドの予防歯科メニューをご提案しています。当院と一緒にきれいなお口づくりに取り組み、大切な歯を守っていきましょう。
むし歯のメカニズムに合わせた予防法を
むし歯を引き起こす直接の原因は、お口の中に潜む細菌(むし歯菌)が飲食物に含まれる糖を取り込む際につくり出す酸です。この酸が歯質を溶かし、穴があくことでむし歯になります。歯周病も直接の原因は細菌ですが、歯周病の場合は酸ではなく歯周組織を溶かす炎症物質が排出されます。どちらも細菌を原因とした感染症なので、細菌(住み家であるプラーク)を減らすことで症状を改善させることができます。
とはいえ、むし歯菌や歯周病菌の種類はいくつもあり、患者さまの歯や歯茎の状態、ケアの方法などによって発症・進行のリスクは変わってきます。当院では治療前のカウンセリングによって患者さまの生活習慣や普段のケア方法について詳しく把握し、最適な予防法をご提案していきたいと考えております。治療は一時ですが、予防は長期的な視野が必要です。
悪いところをただ治すのではなく、患者さまの生活をより良くするためのお手伝いができるように努めてまいります。
虫歯治療の流れ
歯周病のメカニズムに合わせた歯周病ケア
予防歯科メニュー
乳幼児期(0~6歳) | 学童期 青年期(6~20歳) | 成人(20歳~) |
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「脱灰」と「再石灰化」
私たちが食事をするたびに、むし歯菌の出す酸によって歯はわずかに溶かされています(これを脱灰といいます)。ですが、しばらくすると唾液によって口腔内が酸性から中性へと戻り、失われたミネラル分が再び歯に取り込まれて溶けた部分が修復されます(これを再石灰化といいます)。この脱灰と再石灰化のバランスが取れていれば問題ないのですが、甘いものを摂りすぎたり食事に時間をかけすぎたりすると再石灰化が追いつかなくなり、むし歯になりやすくなってしまいます。
この再石灰化の作用をうながすことが、効果的なむし歯予防につながります。そこで積極的に取り入れていただきたいのが、「フッ素」を用いたデンタルケアです。フッ素には歯質を強化し、歯の再石灰化を促進する働きがあります。ご家庭のお手入れでは、フッ素入りの歯みがき剤を使うとよいでしょう。吹田市の歯医者「すとう歯科」では高濃度フッ素の塗布も行っておりますので、お気軽にお申しつけください。歯科医院での定期検診を活用していただき、皆様のお口の中の状態に合ったセルフケアを習得していただければと思います。
予防の要は毎日のお手入れ~プラークコントロール~
プラークは「食べかす」と同じものだと思われがちですが実際は別物で、むし歯菌や歯周病菌といった口腔内細菌のかたまりです。むし歯や歯周病の予防では、このプラークを取りのぞくプラークコントロールが非常に重要です。
毎日のお手入れでは歯ブラシで歯と歯の間、歯と歯ぐきの間を注意深くみがき、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することをおすすめします。プラークコントロールの効果を高めるには、自分に合ったお手入れグッズや歯ブラシを選ぶことが大切です。当院ではブラッシング指導で正しいみがき方をお伝えしたり、患者さまそれぞれに合ったお手入れグッズの選び方をアドバイスしたりしています。
「予防」には定期的なメインテナンスが大切です
お口は食事や呼吸といった生命を維持するための活動だけでなく、声を出したり表情をつくったりといったコミュニケーションの部分でも欠かせない役割を担っています。歯のクリーニングでお口の健康と口腔内の機能を保つことは、これらの活動を助けると共にアンチエイジング効果もあり、充実した生活をもたらすことにつながるのです。
自分の歯で噛めなくなった時に「お口のケアをもっとしておけばよかった」と後悔する方が多いと聞きますが、皆様にはいつまでも若々しく充実した生活を送っていただけるよう、すとう歯科では長期的な視点でサポートいたします。
全身の健康にもつながる歯のクリーニング
口腔内には300種類~400種類もの細菌がおり、一人のお口の中に潜む細菌の数は数千億個から1兆個にもなるといわれています。お口の中は消化器官や呼吸器にもつながっており、その細菌(悪性の細菌)を減らすことは毎日を健康に過ごすためにも重要です。
細菌は身を守るためにプラークの内部に潜んでいます。ネバネバとしたプラークやバイオフィルムは簡単には落としにくく、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間といった場所に多く付着しているため、ブラッシングだけでお口の汚れを完璧に取ることはなかなかできません。そこで、歯科医院でバイオフィルムを落とすためには、定期的にメインテナンスやPMTCなどのクリーニングを受けていただくことが、口腔内環境の維持につながります。
大阪府吹田市の「すとう歯科」では、PMTCに加えてクリーニングの際にポリリンホワイトニング剤を使用しています。このポリリンホワイトニングに含まれているポリリン酸ナトリウムには抗菌作用があり、歯を白くするのはもちろん、汚れの再付着防止やむし歯予防の効果も期待できるものです。この他にも様々な予防歯科のメニューをご用意していますので、皆様のお口の中の状態に最適な予防歯科プログラムをご提案可能です。
赤ちゃんへ健康な歯をプレゼント~マタニティー歯科~
一般的にご本人が妊娠に気づくのは、妊娠4週目ごろです。このころ、お腹の中では赤ちゃんの顎の骨や乳歯の芽ができはじめていて、妊娠3~4か月ごろには永久歯の芽もできはじめます。生まれてくる赤ちゃんが丈夫で健康な歯を手に入れられるよう、妊娠中や授乳期にはバランスのよい食生活を心がけましょう。カルシウムやタンパク質、ビタミン類などの栄養をしっかりと摂ることが大切です。
むし歯は感染症なので、むし歯菌が母子感染しないよう注意してあげることもお母さんの重要や役目です。妊娠中にむし歯や歯周病の治療をすませて細菌を減らしておき、出産後は食器の共用やお口へのキスなどを避けることで、赤ちゃんのむし歯リスクを減らしてあげましょう。